こんにちは。
今日ご紹介する症例です。
37歳 男性
首から肩の痛みでの来院でした。
問診表を書いていただいている姿勢から、身体の前傾が必要以上に強く、ご自身でも自覚のある猫背の状態で、仕事上PCの時間が長く、いつも疲れが抜けないのと、最近消化器の調子が悪い事が平行した悩みとのことでした。
猫背の方にはよくあるんです。疲れの取れの悪さと消化器の悩み。
身体が前かがみだと、腹圧が上昇し内臓に負担がかかります。ストレスですね。
そうすると運動機能が下がるので消化・吸収の効率が下がってしまうのです。
自律神経的にも圧迫の負担は、緊張状態を身体に与え続ける事になるので、その乱れからも調子は悪くなるのです。
姿勢の悪さは呼吸器にも影響を与えます
前傾姿勢は肋骨の動きを悪くします。すると横隔膜の運動が悪くなるので、深い呼吸がしにくくなり、身体に十分な酸素が送りにくくなるのです。
結果、身体のリフレッシュが遅れる為、朝起きてもなんか疲れが取れない…なんてことがあるのです。
1日1日では小さな負担ですが、繁忙期やイレギュラーな日程が続いていると、その負担の積み重ねが症状として出ます。
この患者さんも同様のケースでしたので、猫背の矯正を受けて頂きました。
背中がスッキリし、胸が張れると気分もスッキリします。
来院時には矯正を受けて頂きつつ、日ごろから肩甲骨を動かしたり、胸を張る様気をつける事をお願いしたところ、少しずつ内臓の調子も感懐に近づき、深い眠りにつきやすくなったので、疲れやすさも改善してきたとのことです。
姿勢は見た目だけでなく、内面にも大きな影響を与えます。仕事上だから…しょうがないから…を諦めず、身体に影響を与える前にしっかり治療することをお勧めします。