ストレッチで筋肉痛は治らない。
筋肉痛のときにストレッチをすると、心地良いのは確かですが、ストレッチには痛みを長時間にわたって和らげる効果はありません。
また、筋肉痛を予防する効果もありません。
ダメージを受けた筋繊維が修復されるには、時間が必要です。
筋繊維は伸ばすと傷つくので、ストレッチをすることで逆に筋繊維にダメージを与えている可能性があります。
肉離れ(筋違い)でも、ストレッチはやってはいけません。
「離れ」てしまった筋肉が、元通りの状態へ戻るプロセスが阻害されてしまいます。
ストレッチの直後には力を発揮できなくなる(ただし長期的にはプラスの効果が期待できる)
短時間、軽めにストレッチをするだけなら、パフォーマンスを向上させる場合もありますが、運動前に静止した状態で、1種類のストレッチを30秒以上続けると言ったストレッチをすると、瞬発的な動作をするときに、ストレッチをしなかった場合よりも力が出せなくなります。
運動前は動的ストレッチ(ダイナミック・ストレッチ)を行うと効果的です。
ダイナミック・ストレッチでは、通常の運動を、もっと大きく行い、体を温めていきます。
たとえば、ジョギングをしながらひざを高く上げたり、逆にお尻を蹴ったりする、
サッカー選手などがウォームアップとして、行っていたりするものです。
その目的は、血流を良くし、筋肉組織を温めて、細胞のカロリー消費のメカニズムがうまく働くようにすることです。
正しいストレッチで、パフォーマンスを上げていきましょう。